Japanese

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百人一首22番「吹くからに…」を現代語訳する

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ吹くとすぐに、秋の草木がしおれるので、なるほど、山風を嵐と言うのだろうと詠んでいます。吹くからにからには、すぐにの意味です。しをるればしをるは、草木が色あせて、ぐったりする様子です...
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百人一首21番「今来むと…」を現代語訳する

今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな今すぐに来ようと言ってきたばっかりに、夜長に有明の月が出てきたところを表します。今来むとむは意思を表す助動詞です。言ひしばかりにばかりは限定の助動詞で、言ってきたばかりにの意味で...
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百人一首20番「わびぬれば…」を現代語訳する

わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ行き詰まって、今はまた同じく、難波にある澪標として、身を尽くしても会おうと思う気持ちです。わびぬればわびは、行き詰まって悩む気持ちです。今はた同じはたは、またの意の副詞です。難...
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百人一首19番「難波潟…」を現代語訳する

難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや難波潟の短い芦の間のように、逢わないでこの世を過ごしてゆけというのか、と詠んでいます。難波潟難波の海岸のことです。みじかき芦の芦は、イネ科の多年草で、水辺に自生しています。ふし...
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百人一首18番「ちはやぶる…」を現代語訳する

住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ住の江の岸に寄る波のように、夜さえも、夢の通り道で相手が人目を避けているからだろうかと思う気持ちです。住の江大阪市住吉区の海岸がある松の名所で、「松」に「待つ」を掛けています。夢の通...
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百人一首17番「ちはやぶる…」を現代語訳する

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは神々の時代にも聞いたことがない、竜田川が唐紅色に水をくくり染めにしている様子です。ちはやぶる勢いが激しいことを表します。神代も聞かず神々の時代にも聞いたことが無いという意味です。...
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百人一首16番「君がため…」を現代語訳する

たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む立ち別れて国へ帰ったら、稲葉山の峰に生える松として、私の帰りを待つと聞けば、すぐに帰ろうと思う気持ちです。立ち別れ人々と別れることを意味します。いなばの山因幡の国庁近くにある稲羽...
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百人一首15番「君がため…」を現代語訳する

君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ君のために、春の野原に出て、若菜を摘んでいる衣の袖に、雪が降りかかっている様子です。君がため若菜を贈った相手を表します。雪は降りつつつつは継続の意の助詞です。
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百人一首14番「陸奥の…」を現代語訳する

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに陸奥の衣の乱れ模様のように私の心が乱れているのは貴方のせいと思う気持ちです。陸奥の陸奥は、東北地方の東半部です。しのぶもぢずり忍草で染めた乱れ模様のある衣です。誰ゆゑに誰のせいで...
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百人一首13番「筑波嶺の…」を現代語訳する

筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる筑波山から流れ落ちる川が恋心のように積もって深い淵となる様子です。筑波嶺の男体山と女体山の二つからなる筑波山のことです。嶺より落つる山頂から発した水の流れが急流となって落ちている様子...
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